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8.20.2011

ベルギー旅行(最終回) アントワープ10 シント・ヨーリス教会&ユダヤ人地区

私の役に立たない(笑)ガイドブックにも
観光局でもらった地図にも載っていませんでしたが、とても立派な教会でした。
シント・ヨーリス教会。



封印されていた書簡でしょうか。
こうやって大事にされているということはお宝級の重要な手紙だったのでしょうね。

教会の前のお家。
バラとクレマチスが絡んでいました。
このクレマチスは何か分からなかったのですが
先日ガーデンセンターに行ったときにこのクレマチスに似た花を見かけました。
多分ジャックマニー系の「ブルー・エンジェル」。

ユダヤ人地区。
エルサレム、ニューヨークやロンドンなどと並んで
アントワープには多くの正統派ユダヤ人のコミュニティーがあります。
ダイヤモンド店が立ち並び、「ダイヤモンド地区」とも呼ばれています。
ダイヤモンド研磨用の円盤 を発明したローデウェイク・ファン・ベルケン も
ユダヤ系ベルギー人で、この発明によってユダヤ人のダイヤモンドカット職人が多くなり
町もダイヤモンド取引およびカット・研磨の中心として著名になりました。


女性は皆、鬘をかぶり(自分の髪を他人に見せてはいけないので)
パンツではなくスカートを穿いていました。

そして家に帰る前に最後のランチ。
やっぱりクリーク。(笑)

良さそうなレストランを探していたら
テラスがお客さんでいっぱいのレストランがありました。
ここでランチメニューをとることにしました。
前菜。

メインのマグロのステーキ。

デザートまで付いていて確か2000円しなかった…。

私たちはテラス席で頂きましたが、中もゴージャスな内装でした。

テラス席がとても気持ちよくてどうしてかな?と思っていると
背の高い木に囲まれた広場だったからでした。
今回の旅は、ゲント、アントワープとずっと街中でした。
久しぶりに緑に囲まれるとほっとしました。

そして家に帰ると田舎なのでもっとホッとしました。(笑)
長い間旅行記にお付き合い頂きありがとうございました。

8.19.2011

ベルギー旅行 アントワープ9 ボタニックガーデン

ベルギー旅行の最終日。
行きたい所はすでに全て行けたので、この日は一日フリーでした。
ガイドブックには出ていませんでしたが
ホテルから見えていた教会へ取りあえず行ってみようということになりました。

が、途中突然素敵なお庭が現れました♪


このボタニックガーデンについて後で調べてみたのですが
ほとんど何もわかりませんでした。
アントワープ市のお庭だと思うのですが、無料で入れました。

植栽されているすべての草花に名札がつけられていました。

こんな面白いオブジェもありましたよ。

ボタジェ。
手入れはアントワープ市がしているようでしたが、収穫はどうなるのでしょう?

白花のボリジ(ボラゴ・オフィシナリス、ルリジサ)。
若葉がきゅうりのような香りがしててんぷらなどに使えるそうですね。
花も砂糖漬けにできるそうです。

そして私が一番気に入った場所は、草原ガーデン(オランダ語でPrairietuin)。

この草原ガーデンについての説明書きには植栽の35%はグラスだとありました。

3月から楽しめるように球根も植えられているようです。
どんな球根が植えられてるのでしょう。

旅の最終日に思いがけないサプライズで とっても嬉しくなりました。

ベルギー旅行 アントワープ8 プランタン・モレトゥス印刷博物館

ネーデルランド最大の印刷所といわれた工房兼住居です。
フランス人プランタンが1555年からアントワープで印刷業を始め、
後継者、娘婿のモレトゥスの17世紀に絶頂期を迎えました。


ルーベンスによる家族の肖像画が並んでいることからも
ものすごい富を築いたことが分かりますね。



これはお店。当時本は高価なものでいしたから、ここに来るのは学者か
裕福な方たちばかりだったのでしょうね。
下に外の通り側から撮った写真もあります。

ウィキペディアより
現存するものとしては世界最古の印刷機2台や同じ時期の印刷用活字一式など
プランタンが活動していた16世紀当時の印刷技術を伝える品物のほか
印刷事業に関わる設備の数々が保有されている。




グーテンベルク聖書
15世紀にドイツ・マインツのヨハネス・グーテンベルクが
活版印刷技術を用いて印刷した世界最初の印刷聖書。


私たちは当然のように本を手にしていますが
当時としてはものすごい発明だったんでしょうね。
教会にしかなかった手写しの聖書。
たくさんの人が手に取れたのはこの発明のお陰ですね。


17世紀の図書館。


ルーベンスが印刷所の公式下絵画家も務めました。

中庭がとても素敵でした。壁を這っているのはぶどう。

裏側の通りの本屋さんの入り口。

後から知ったのですがユネスコの世界遺産に登録されていました。
単独の博物館が世界遺産に登録されたのは初めてのことでした。

この後アンティーク街に行きましたがこれは省略して
次回はベルギー旅行最終日です。

8.18.2011

ベルギー旅行 アントワープ7 マイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館

フリッツ・マイヤー・ファン・デン・ベルグは美術品収集家でした。
43歳の若さで亡くなりますが、母親のヘンリエッテ・マイヤ・ファン・デン・ベルグが
息子の芸術への情熱を後世に残そうと1901年~1904年にかけて建築したのが
この美術館です。

後期ゴシック様式にルネッサンス様式の装飾。
ステンドグラスや階段の手摺がお洒落でした。

邸宅はとても落ち着いた雰囲気。
壁の装飾(確か壁紙は皮製だったと思う…)、暖炉、重厚なインテリアに包まれます。

ブリューゲルの『狂女フリート』

ウィキペディアより
地獄のように一面火の海といえるような画面に、魚、蝦蟇、虫、すっぽん、いもり、鳥、さりがに、くもなど得体のしれない不気味な生物が所狭しと描かれている。中央やや左寄りに大きく描かれているのが悪女フリートで、彼女は鉄のヘルメットをかぶり、甲冑を身につけ、料理道具や家事道具、宝石箱などを手に持ち、剣を振るいながら猛進している。彼女の行き先には大きな口を開けた人間のような顔があるが、これは地獄を示している。悪女フリートの他にも多くの女性が描かれ、彼女たちも奇妙な生物を倒している。奇妙な生物は男性支配社会における男性の具現で、この絵は当時の社会による女性に向けられた蔑視、暴力行為、拷問、非人間的侮辱に対する女性軍の一斉蜂起の図像化である、とする見方もある。

服装こそは中世のものですが、風変わりな建物があったり
抽象的な表現がとても1562年に作成されたもののように思えませんでした。

この後プランタン・モレトゥス印刷博物館他に行ってから夕食をとりましたが、
次回の投稿は写真が多くなりそうなので、夕食の写真を今日アップします。
相変わらずクリーク。

主人の前菜。カニクリームコロッケ。

私の前菜。小エビのサラダ。(前日食べたかったのはこれでした)

主人のメイン。何だったっけ?

私のメイン。これにも小エビが入ってた。(笑)

このレストランも主人が下調べしてくれたレストランですが、
平日にも関わらず混んでいました。
私たちより後から入ってきた人たちが料理が出てくるのが遅いと
真剣に怒って出て行ってしまいました。
フランス語を話していたのでフランス人かフランスよりのベルギー人か。

8.17.2011

ベルギー旅行 アントワープ6 ルーベンスの家

アントワープ3日目。
月の最後の水曜日は多くの美術館が無料になるので
この日訪れたルーベンスの家、マイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館、
プランタン・モレトゥス印刷博物館は無料で入場できました。

ルーベンスについて

ルーベンスは14歳頃から絵の修行を始めました。
23歳の時にイタリアへ渡り宮廷画家になり約8年間活動した後、
ルーベンスの母が亡くなったことがきっかけでアントワープへ戻りました。
フランドルでは絵画の需要が急増し、イタリア帰りのルーベンスに注文が殺到しました。
スペインの王女イサベル(ネーデルラントの統治者でもあった)の
宮廷画家となったルーベンスは前世紀のヴェネチアの画家同様工房を設置し
多くの弟子たちを動員して大量の注文制作をこなしました。
またルーベンスは芸術家として最高の栄誉を得た画家でありながら
同時に外交官としても活躍をしました。

ルーベンスの家
(美術館内は撮影禁止だったため中庭以外の以下の写真はすべてリンクしています。)

ルーベンスが1610年(アントワープに戻った10年後)に購入し
1640年に亡くなるまで生涯の住処としました。
交友関係も広かったため、自宅にゲストを招いては華やかな日々を送ったそうです。
自宅を愛したルーベンスは家の改築にも積極的。
宮殿風の邸宅にはアトリエや彫刻コレクションを飾るバロック風の右翼を増築させました。

↓ アートルーム(美術品収集室)と呼ばれる部屋です。
ルーベンスは当時ネーデルランド一の美術品のコレクターでした。

今はそのコレクションの一部が見れるだけですが、
当時は↓のヴィレム・ファン・ハーヒ作「コルネリス・ファン・デル・へーストの収集室」
の部屋に似ていたと言われています。
この絵の中にに描かれている絵画のコピー(17世紀当時のコピーです)も
持っていたそうです。


ルーベンスの絵は宗教画が有名で肖像画などは見たことがありませんでした。
はじめてルーベンスの肖像画を見て、
「う~ん、これはルーベンスの見方が変わるかもしれない」と思いました。

(ルーベンス 自画像)

(ルーベンス アントン・ファン・デイク)

肖像画ではありませんが、この「アダムとイブ」も素敵でした。

アトリエ


中庭から撮影。

フランダース・イタリアルネサンス様式の中庭を臨むバロック風の柱廊は
ルーベンス本人が設計。